気持ち的にも憂鬱になってしまう肌荒れが気になるとき、多くの人は、スキンケアなどの表面的な対策に意識を向けるのではないでしょうか?
肌荒れは、便秘や睡眠不足、偏った食事ばかりではなく、カラダの内部に栄養成分が不足していることも大きな原因となるので、体内から必要な栄養素を補う、インナービューティーも大切なステップ。
青汁には、肌荒れを解消・予防するための満点の栄養価が含有されているため、ここでは気になる成分の詳細と、美容へのメカニズムをわかりやすくご紹介していきます!
肌荒れを改善・予防!青汁に含有された効果的な成分とは?
美容への意識が高い女性、男性にも愛飲されている青汁には、肌荒れを改善・予防し、スキンコンディションを美しく健やかに変えてくれる栄養成分がたくさん含有されています。
さっそく、青汁の美容へのアプローチが期待できる栄養価、そのメカニズムについてチェックしてみましょう。
ビタミンC
青汁に含有されているビタミンCは、紫外線ダメージによって発生したメラニン色素を分解し、お肌の透明感を維持する効果が期待できます。
また、肌荒れの原因となる過剰な皮脂分泌をコントロールしたり、テカリを抑える収れん作用にも優れているため、青汁を摂取するたびにすべすべ・サラサラの美肌を目指すことができますよ。
食物繊維
青汁には、日々の食事からは十分な量の摂取が難しい、食物繊維がバランスよく含有されています。
食物繊維は、腸に水分を溜め込みながらぜん動運動を促したり、善玉菌を増やすためのエサのような特徴を持つため、腸内環境が整い、便秘が解消されることでつややか・肌荒れによる凹凸・赤みが目立たない肌質へと整えてくれます。
ポリフェノール・ビタミンE
繰り返し起こってしまうことの多い肌荒れは、紫外線ダメージやストレス、疲れなどで発生してしまう、活性酸素が大きな原因となることも。
青汁に含有されているポリフェノール・ビタミンEは、活性酸素の発生を抑え、お肌細胞を若々しく維持する効果が期待でき、肌荒れはもちろん、エイジングサインの予防にも一役買ってくれます。
さらに青汁のポリフェノールやビタミンEは、血液をさらさらにしてお肌のめぐりを活性化し、老廃物や毒素を体外へ流す働きがあることで、赤みの目立たない血色の良い肌色へと整える効果も期待されていますよ。
ビタミンA
大麦若葉やケール、明日葉などをメインの原料にしている青汁には、粘膜や皮膚の代謝を高め、丈夫な肌質を維持する、ビタミンAも豊富に含有されています。
レチノールとも呼ばれるビタミンAは、肌荒れやエイジングケアに特化した化粧品にも使われることが多く、お肌の細胞を増やす働きがあるため、きめ細やかで健やか、丈夫な肌質に整える効果が期待されています。
じゃあ、自分にあった青汁の原料はどれ?
青汁に使われている原料と、その栄養価のメリットを把握しておくと、日々の美容や健康、ダイエットの管理がさらに効率良くなります。
青汁に使われることの多いメインの原料は、大麦若葉・ケールなどがありますが、今では各種の野菜をプラスした商品もラインナップが増え続けています。
ここでは、目的や理想に合わせて青汁を上手に活用するため、原料別の栄養価・期待できる効果をさっそく参考にしてみましょう。
大麦若葉
大麦若葉には、食物繊維や葉酸、各種のビタミン群が豊富に含有されています。
大麦若葉の注目すべき栄養成分は、
- 葉酸:妊活をしている女性のカラダやお肌のコンディション、細胞の働きを健やかに維持する
- ビオチン:皮膚の健康を維持し、肌荒れや大人ニキビ、口内炎などの起こりやすいトラブルを緩和、予防する
などがあり、まるで美容サプリメントのように、カラダとお肌の内側から健やかな肌質へと導く効果が期待できます。
ケール
『野菜の王様』とも呼ばれるほど、豊富な栄養価が凝縮されたケール。キャベツと同種で、見た目もよく似ているケールには、
- カルシウム:骨を丈夫に維持したり、細胞を活性化する
- 鉄分:女性に多く見られる貧血の予防や、丈夫な血液を産生する働きがある
など、健康に欠かせない栄養成分が豊富に含まれているため、体調管理や免疫力の低下予防にも一役買ってくれます。
桑の葉
桑の葉は、漢方の世界では根の皮のことを「桑白皮( ソウハクヒ)」、葉のことを「桑葉(ソウヨウ)」、果実のことを「桑椹(ソウジン)」と呼び、漢方薬や生薬の効能成分として、古い時代から活用されています。
そんな桑の葉には、
- 水溶性の食物繊維:水分と交わることで繊維質が膨らみ、満腹感を維持したり、腸のぜん動運動を活発にする
- デオキシノジリマイシン:太りやすい原因物質となる、糖質の吸収を抑え、太りにくく痩せやすい体質へとサポートする
といった、女性にとって理想的な、ダイエットに役立つ栄養価がたくさん含有されているため、桑の葉をメインの原料にした青汁は、ダイエットに特化した商品が多数販売されています。
明日葉
ホウレン草やケールよりも、栄養成分が何倍も含有されている明日葉。
注目すべき栄養素は、
- カルコン:粘り気のある質感で、優れた抗酸化作用を持ち、がん予防や肌荒れの原因となる皮膚への雑菌侵入を防ぐ働きがある
- βカロテン:抗酸化作用で細胞の老化を防いだり、粘膜の健康を維持することで、肌荒れの予防や緩和に役立つ
などなど、美容と健康に役立つ栄養価が凝縮されています。
ほうれん草
緑黄色野菜の代表的な種類であるほうれん草は、青汁に使うことで、甘みと苦み、酸味を上手く調和し、飲みやすい風味・味わいに仕上げることができます。
青汁の美味しさ・飲みやすさのもととなるほうれん草には、
- βカロテン:体内に吸収されるとビタミンAに変化し、皮膚の健康や視力の維持、髪と頭皮の健康維持に役立つ
- ビタミンB群:食事から摂取された脂質の代謝や分解を助けたり、肌荒れしやすい肌質の強化に役立つ
などの栄養価が含有され、美容と健康、ダイエットと、トータル的なメリットを期待することができます。
キャベツ
定番の胃薬、キャベジンの成分にも使われているキャベツには、
- ビタミンU:胃の粘膜を保護し、潰瘍や胃もたれ、十二指腸の予防に役立つ
- ジアスターゼ:食べた食品の消化吸収をサポートし、胸やけや胃もたれを緩和する
などの特徴がある栄養成分が含まれ、揺らぎやすい女性の胃腸の不具合を健やかに保ちながら、いつも快適に食事ができる体質へと整える効果が期待できます。
グリーンリーフ
レタスの一種で、青汁に使うことでほのかな甘みと酸味を与えてくれるグリーンリーフ。
主な栄養価は、
- カロテン:優れた抗酸化作用で細胞やお肌の老化を食い止める
- ビタミンE:カラダのめぐりを活性化させ、血管の健康を維持する
などがあり、加齢による健康状態が心配な方や、免疫力や体力をつけたい人にもおすすめの青汁原料とています。
トマト
ダイエットや美容に特化した青汁や、フルーツ系の青汁に使われることが多いトマトは、青汁の奥深い甘み・旨味を引き出してくれる、注目の原料となっています。
そんなトマトには、
- リコピン:脂肪の代謝や分解をサポートしたり、活性酸素を除去しながら、お肌と細胞の若々しさを維持する
- カリウム:体内の不要な水分を利尿作用によって排出し、必要な水分のみを蓄えるため、乾燥肌の保湿や保水に役立つ
などの栄養成分・効果があり、美容とダイエット両方に意識を向ける女性にとって、なくてはならない青汁の原料となっています。
青汁で美肌に!摂取のベストなタイミングは?
まるで飲む美容液のように、豊富な栄養価が魅力の青汁。
美容にアプローチするための青汁の飲み方は、朝・夜や寝る前がベストなタイミングといわれているんです。
基本的に青汁は、食品のためいつ飲んでもその美容効果を期待することができるのですが、
- 青汁を朝に摂取する美容効果:眠っている間に失われた美容成分を補い、スキンコンディションを底上げしてくれる
- 青汁を夜に摂取する美容効果:眠っている間に分泌される成長ホルモンと、青汁から摂取された栄養成分との相乗効果で、肌荒れやエイジングサインの修復にアプローチする
といった、美容に気を配る人に理想的なメリットを期待することができるのです!
青汁で肌荒れ防止や改善、エイジングケアに役立て、万能な美容効果を実感するためには、
- 農薬を使っていないこと
- 国産であること
- 製造の過程が開示されている
などなど、安全性についても商品の詳細をじっくりとチェックしておくことがおすすめです◎
~おわりに~
肌荒れの改善には、日々の丁寧なスキンケアと規則正しい生活習慣を心がけながら、青汁での内面からのケアも重要なことが納得できたのではないでしょうか?
3つのステップを継続していくと、きっと今までよりもお肌のより良い変化が実感でき、肌荒れによるストレスやコンプレックスも、自信と美肌に変えられることでしょう!