健康や美容を目的に、毎日青汁を飲んでいるという人は多いかと思います。なかなか満足に野菜を摂取できないので野菜不足を補いたいという人から、ダイエットやむくみ解消、体質改善などの目的をもって飲んでいるという人など、理由は様々かもしれません。ところでみなさんは、現在飲んでいる青汁に満足していますか?
せっかく青汁を続けるのであれば、ただ青汁を飲んでいるという安心感を得るのではなく、健康や美容に少しでもプラスになる青汁を選びたいものです。そこで今回は、青汁を選ぶうえでぜひチェックをしてもらいたい、青汁選びの大切なポイントを紹介させていただきます。
①青汁を選ぶときのチェックポイント
青汁を選ぶ際に、どのような目的で青汁を飲むにせよぜひチェックしてもらいたいポイントは、
①低温乾燥で酵素が生きている
②安心・安全の工場で製造されている
③原材料の産地は国産で、無農薬・有機栽培であること
の3つです。では、なぜこれらが大切なのかと、それらを見分ける方法を見ていきましょう。
①低温乾燥で酵素が生きている
酵素とは、体内にあるものと食品に含まれるものの2つがあります。食品に含まれる酵素は、生の野菜や果物、肉、魚、発酵食品などに含まれ、消化・吸収・排泄を活発にし、新陳代謝を促す働きがあります。
新陳代謝の低下は、肥満やアレルギー、免疫力低下などのさまざまな不調の原因となるので、新陳代謝を促す酵素は必要不可欠。ただし、酵素は熱に弱く、高温で加工してしまうと死んでしまうのです。せっかく青汁で野菜を摂取しているつもりでも、大事な酵素が失われていては、残念ですよね?
では、どのような青汁を選べば酵素が生きているのかと言うと、加工の時に、低温乾燥させているものになっています。熱い熱を加えずゆっくりと低温で乾燥させることで、酵素を残すことができるのです。青汁に「低温乾燥」や「低温処理」の文字があり、酵素が生きていることを確認してみましょう。
②安心・安全の工場で生産されている
青汁は、毎日続けることに意味があると言われています。毎日体に入れる青汁だからこそ、安心・安全であることは重要ですよね?
青汁が、安心・安全なものかどうかを判断する基準の一つが、どんな工場で生産されているかです。原料を加工し、製品にしていく工場の衛生管理などの管理体制がしっかりとしているかどうかは、商品が安心・安全なものかどうかに大きくかかわっています。安心・安全の工場かを見極める一つの基準が、国際基準で厳格な管理基準に合格しているISO22000認定工場であるかどうかです。
ISO22000認定工場で生産されているという表記があれば、安心・安全の工場で生産されている証拠です。
③原材料の産地は国産で、無農薬・有機栽培である
②でも申し上げましたように、毎日飲む青汁は、安心・安全であることが大切。安心・安全の工場で生産されていることも大切ですが、使用している原材料が安心・安全なものでなければ意味がありません。
農薬などの化学物質がたっぷり含まれていては、栄養を摂取しているつもりが、体に害となる薬品を毎日体内に取り込んでしまっているなどと言う恐ろしいことに・・。
これでは、健康のためどころか健康を害してしまいます。海外産であるからと言って必ずしも安全でないとは言えませんが、国内の厳選された生産者によって無農薬・有機栽培にこだわって育てられたものであれば、日本人としては、より安心できるのではないでしょうか。
このように、①~③のポイントは、青汁を飲むのであれば、どんな人でも共通しておさえておきたいポイントになっています。
青汁に使用される野菜の栄養素と目的別選び方
これらを抑えたうえで、さらに自分の目的に合わせた自分にピッタリの青汁選びができればベストです。
一口に「青汁」と言っても、使用する材料が異なり、それぞれメリット・デメリットがあります。次は、青汁によく使用されている野菜の栄養素と合わせて目的別の選び方を見ていきましょう。
1.便秘解消と飲みやすさを求めるのなら大麦若葉
特に女性に多い「ポッコリ」の悩み。食物繊維の不足が原因となっていることも多いです。
そんな時は、食物繊維がたっぷりの大麦若葉の青汁がおすすめ。もちろんビタミンやカルシウム、カリウム、亜鉛などの栄養素も含まれています。
また、野菜独特の青臭さが少なく、抹茶のような風味なので、野菜嫌いの人なども飲みやすいのが特徴です。
2.美容やアレルギー対策、目の健康を期待するのならケール
βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどが豊富で、美容に役立つと言われているのがケール。また、目に良い成分であるルテインや、ぐっすり眠るのに役立つセロトニン、花粉などのアレルギー症状を抑えるフラノボール配糖体も含まれており、「スーパー野菜」などと言われている緑黄色野菜です。
少々えぐみがあり飲みにくいですが、ブレンドなどをすれば飲みやすくなります。
3.浮腫み対策ならば明日葉
デスクワークや立ち仕事などで、毎日足が浮腫んでつらいという人も多いかと思います。そんな人におすすめなのが、「カルコン」と言う特有の成分を持つ明日葉。巡りをサポートしてくれる成分になっており、浮腫みに効くと言われています。
また、食物繊維やカルシウム、カリウムなども含まれており、便秘解消にも効果が期待できます。独特の苦みやにおいがあるので、飲みやすいようにブレンドされたものが多くなっています。
4.糖が気になるのなら桑の葉
ついつい甘いものを食べすぎてしまう、ご飯や麺類、パンなどの炭水化物が大好きなどで、糖分を摂りすぎてしまうことに悩みと言う声も多いですよね。
そんな人には、桑の葉がおすすめ。桑の葉に含まれている1‐デオキシノジマイシンと言う成分が、糖質と一緒に摂ることで、糖の吸収を抑えてくれると言われています。女性におすすめの亜鉛や葉酸も豊富。味は緑茶のようで飲みやすく、食事やスイーツと一緒に味わうのにピッタリです。
5.野菜不足解消が目的ならば、複数の野菜を使用した青汁がおすすめ
青汁によく使用されている野菜とその成分や効果を4つ紹介しましたが、何といっても青汁を毎日飲む人の一番多い目的は、野菜不足解消です。野菜を食べる機会が少ないという人から、意識して野菜を摂取しているものの、1日の野菜摂取量にはなかなか届かないという人までさまざまかと思いますが、野菜不足解消を目的とするのであれば、1~2種類の青汁では取れない栄養もたくさんあるため、複数の野菜を使用している青汁を選ぶのがおすすめです。
複数の野菜を使用していれば、それぞれに含まれる栄養素が合算されて、いろいろな栄養を一度に摂ることができます。食生活はバランスが大切ですから、いろいろな栄養素がバランスよく含まれた、複数の野菜を使用した青汁は理想的ですね。
いかがでしたでしょうか?青汁選びの基本と、目的別の選び方を紹介させていただきました。今飲んでいる青汁は、自分に合っているものでしたでしょうか?せっかく青汁を飲むのであれば、安心・安全で自分に合ったものを選び、毎日健康に役立て下さいね。