【薬剤師監修】青汁でファスティングや置き換えダイエット!注意点や効果的な方法は?

  • 2019年12月16日
  • 2019年12月16日
  • コラム

現在、ファスティングや置き換えダイエットに青汁を取り入れている方が多く、それら用途を目的とした製品も販売されています。

今回はそれら健康・ダイエット法に青汁を取り入れるメリット・デメリットなどを解説し、注意点やおすすめの摂取方法などを紹介していきましょう。

 

ファスティングに青汁を取り入れるメリット・デメリット

ファスティング

青汁ファスティングとは

ファスティング(Fasting)は、直訳すると「断食」ですが、今日行われる「ファスティング」とは、美容・健康・ダイエットを目的とした健康法で、宗教的行為や修行などで行われる水以外一切口にしない完全断食とは異なり、必要最低限のカロリーと栄養素は摂取しつつ行い、また期間も13日程度のものが一般的であるため“半断食”“プチ断食”と表現されることもあります。

青汁ファスティングのメリット

胃や腸などの消化器官を休ませ排出を促すため、便秘解消、デトックス効果(毒素・老廃物の排出)、肝臓・血液の浄化、免疫力の向上などの効果が期待できることから健康療法として医療機関指導の下行われることもあります。

普段の食事を断つことで不足しがちな酵素を補うため、最低限の栄養素摂取は酵素ドリンクや発酵ドリンクなどで行うことが定番とされていますが、青汁でも酵素に加えてビタミン・ミネラル・食物繊維などの豊富な栄養素の摂取が可能であるため、十分に活用することができます。酵素ドリンク等と比較すると価格が安いため、手軽に始めたい方などにはおすすめになります。

青汁ファスティングのデメリット

しかし、糖質やカロリーが極端に低いこともあり、長期や極端なファスティングに用いると低血糖症状などが現れる恐れもあるため、最初は半日~1日程度から始める・非加熱製法で酵素が残っている青汁を選ぶ・酵素ドリンクなどと組み合わせて行うなど、続けやすいようにアレンジしてみましょう。

 

置き換えダイエットに青汁を取り入れるメリット・デメリット

野菜や青汁の酵素

青汁置き換えダイエットとは

置き換えダイエットは、食事の一部をダイエット食品・健康食品等に置き換えて摂取カロリーを減らし行うダイエットで、一般的に置き換えには、最低限の栄養素を摂取しつつ満腹感が得られるプロテインやスムージーなどが取り入れられます。

青汁置き換えダイエットのメリット

青汁でも低カロリーで栄養素の摂取が可能であり、また食前に摂取することで、豊富に含まれる食物繊維が食事による糖質や脂質の吸収を抑えてくれる効果もあるためダイエットに適しています。

青汁置き換えダイエットのデメリット

しかし、置き換えダイエットは単にカロリーのみを減らせばよいというものではなく、タンパク質摂取量も大幅に減らしてしまうと、代謝が落ちることでダイエット効率が低くなり、またリバウンドの要因にもなってしまいます。

青汁置き換えダイエットの方法

ヨーグルトなどに混ぜて摂取する・1食全てではなく12品を青汁に置き換えるなど工夫しつつ、比較的摂取カロリーの少ない朝食時に活用するなど、カロリー幅が過度にならない程度から始めてみましょう。

 

いずれの健康・ダイエット法においても青汁は活用できますが、私生活・仕事・体調に支障がきたしては逆効果になってしまう恐れもあります。過度な制限や無理は決してせず、自分の行える範囲で取り組んでいきましょう。また、飲み過ぎは青汁の副作用リスクを高めてしまうため、製品に記載されている1日目安量を守りましょう。